2016年11月13日日曜日

グリッチシティ

グリッチシティについてのまとめ。


簡単な沿革
グリッチシティの簡単な沿革としては以下の通りとなる。
以前から存在する小規模な都市の幾つかザイバツ社に買収される。
ザイバツ社の研究機関等が置かれ始め、新たな都市クラスタを形成する。
他の企業体の研究施設も置かれ始める。更に大きな都市クラスタが形成される。
ギリシャの都市国家を模して作られ、グリッチシティではギリシャ神話の神々の名前が建物や通りの名前に使われている。

ジルの祖父はグリッチシティと改名する前より住んでいたという事なので、ジルが生まれた時点では既にグリッチシティであった事から、およそ2020年~2050年の間に生まれた物と思われる。それから考えるとタックスヘイブン化したのもその頃からと考えられる。

研究都市
ザイバツ社のAI統合計画以外にも様々な企業体の研究施設がある。他にも独立系の研究機関等も多い。タックスヘイブンであり、研究に関しての制約が少ないため一般的には難しい医薬品の開発、兵器開発、幅広い生体研究が行われている。

また、一般市民についてはごくわずか(密入国者、手術によって駆除をした者)を除き、ナノマシンにより行動が監視されている。ただ、ナノマシンによるトレースはリリム等の共有情報への定期アップロード等と違い、常時監視とは行かないらしく、グリッチシティには反体制勢力が少なくない。

統治機構
実際にはザイバツ社が支配しているようだが、傀儡として”政府機関”を設置している。表向きにはクインシー首相が政治の最高責任者となっているものの、市民の多くに傀儡であると認識されている。実際、ホワイトナイトの一件では、ザイバツ社より直接報道が行われ、近隣都市に支援要請が行われている事からクインシー首相が傀儡であるのは公然の常識であるらしい。

グリッチシティの警察機構(及び各種企業の監視を行う)であるホワイトナイトはアポロ信託銀行の一件の沈静化の為、解散させられたがいずれ似たような機関が再建サれるものだと思われる。

階級社会
都市自体が上層と下層に分かれている。上層に行く事ができるのは限定された市民であり、高度な医療、嗜好品等の贅沢が行われている。上層では主に空中を飛ぶ車が使用され、ラッシュ時間には交通渋滞が発生する。

下層には幅広い層が暮らしている。都市人口はそれほど過密ではなく、庭付きの家も存在する。スラム街も存在し、ホームレスも多い。犯罪組織はホワイトナイトと癒着していたため、野放し状態で治安は良くない。ただ、仕事を求めて多くの人口が増え、同時に多く流出している。基本的には身分証明書の携帯は必須(デビットカードも兼ねている)ではあるが、現金での会計も完全には無くなっていない。

交通手段
上層では空中を飛ぶ車が使用されているが安全面は余り考慮されていないのか、事故も普通にある(結果、下層に落ちて被害が出る)。下層では車の他にトラム等の公共交通がある。都市には環状の高速道路があり、夜は違法レースが行われる。どのような動力が使われているのかは作品中では描かれないが、ガソリンエンジン等の内燃機関もまだ使われているようだ。

空港があるが、都市に近いのか離れているのかは不明。港湾があり、一般輸出には使われている模様。ただ、グリッチシティは輸入が異常に少ないのでその辺がどうなっているのかはわからない。人間行動の研究の場所でもあるため、閉じた環境にしているのかも知れない。その結果、下層ではあらゆる物資の不足が続いている。

グリッチシティはどこにあるのか?
作品中では具体的な場所の描写は無い。ただ、ネオサンフランシスコ、ネオティファナ、ニューメキシコ、等の都市名、パナマ、アルゼンチン等の地名(ヨーロッパの国も登場する)から、中南米~南米の可能性が高い。また、5年前(2073年頃)の大地震が太平洋で発生し、日本、オーストラリアに大きな被害があった事から太平洋側の可能性は低いと考えられるため、カリブ海、大西洋側の沿岸と思われる。

時間帯が分かった。グリッチシティはGMT -4。つまり基本的には北米はありえないので、南米という事になる。ポールシフトとか起こっていなければ。

代表的な地区
・ネオン地区
ヴァルハラが存在する繁華街。
・ショッピング地区
ネオン地区に隣接している。アルテミス御旨モール
・モーター(シティ)地区
違法レースが行われている高速道路帯。首都高みたいな感じなのか?
・ユニ地区
詳細は不明。住宅地区であると思われる。
・ハイエンド地区
詳細は不明。比喩的にハイエンドが使われているのか、実際にハイエンド地区が存在するのか不明。高級住宅地らしい。高層にあるのだろうか?

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